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宮大工が建てた純日本建築
別所温泉に、ゆったり寛げる宿を作ろうと、地元の有志が共同出資して大正2〜4年の間に建築されたのが、花屋のはじまりです。別所温泉には、古い寺院が数多くあるため、昔から宮大工が多く居り、その方々が創業から現在まで、建物の普請を手懸けてきてくださいました。山々に囲まれ、自然豊かな別所温泉に育った宮大工達は、部屋の柱や欄間の細工に、身近な自然物をモチーフとして取り込み、建物を美しく彩ってきました。
「普段は発揮できない手法を、旅館建築につぎ込んだ職人に報いるためにも、いい宿を維持するのは主の務め」4代目当主の飯島春三は、この理念のもと、鉄筋コンクリート建築への改築を進められても、頑なに断って参りました。
創建当時には、移築も行われました。新潟県の上越市(旧高田市)に在った遊郭を移築し、その華やいだ風格と、貴重な天井欄間の蒔絵を保存、管理してまいりました。
■(左・右写真)■
見事な天井欄間の蒔絵がある No.21の部屋の様子

■(上写真)■
別所の宮大工達が、一刀彫を施した化粧柱の数々
■(右写真)■
千曲川と浅間山に囲まれた別所の地からモチーフを得て、彩られた欄間の障子
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城郭の外観が豪壮な蔵
山間の道を上がって花屋を目指してくると、まず目に入るのが、豪壮で、天高くそびえる様に建つ蔵です。一見すると蔵というよりは、まるで城郭のような、独特の様式美をたたえております。
天守には「鯱」、鬼瓦は、花屋の家紋である「桜」を模った、個性的なデザインが印象的です。白銀に輝く瓦屋根、白地の塗り壁を持つこの寺社様式の蔵は、訪れた人々に、一度見たら忘れられないほどの、強い印象を残します。
■(右上写真)■
天守を彩る「鯱」と家紋の桜を模った「鬼瓦」の様子
■(右下写真)■
花屋の周りを囲む白壁の様子
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風趣の回廊と空間の渡り廊下
山裾に、総面積6500坪という広大な敷地が広がっております花屋には、幾つもの建物が点在しております。その建物同士を結ぶのが、良質の「栂」を使った渡り廊下でございます。
奥へ奥へと導かれて行くような、空間の展開、鉤型に折れ、屈折して伸びている渡り廊下は、移動する人々に、常に視界の変化をもたらします。池を眺め、庭を愛でながら通り抜ける空間の演出は、風趣の回廊といってもいいような楽しみを、歩く方々に味わっていただけます。
■(左・右写真)■
渡り廊下からは、常に自然豊かな庭を眺めることができます。また途中には、休憩用のベンチが数箇所ありますので、休憩に御利用ください。
■(左・右写真)■
花屋の宿の明かりは、全て白熱灯です。白熱灯の柔らかな光は、見る人の心を和ませてくれます。
■(左上・右側写真)■
白熱灯の柔らかな光で彩られた渡り廊下。昼間とは
また違った、おだやかで幻想的な風情を見せてくれる。
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〒386-1431 長野県上田市別所温泉169
TEL 0268-38-3131(代表)  FAX 0268-38-7923
http://hanaya.naganoken.jp/
信州の鎌倉 別所温泉
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